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94d06824 anonymous 2022-01-07 19:23
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感染症の歴史

感染症の歴史では世界の歴史において特に後世に社会的経済的文化的に甚大な影響を与えた感染症について記述する医学は感染症の対策や治療の探求により発展してきた感染症は民族や文化の接触と交流ヨーロッパ世界の拡大世界の一体化などによって規模が拡大していった病原微生物ないし病原体がヒトや動物のからだや体液に侵入し定着増殖して感染をおこすと組織を破壊したり病原体が毒素を出したりしてからだに害をあたえると一定の潜伏期間を経たのちに病気となるこれを感染症という類義語として伝染病があるがこれは伝染性をもつ感染症をさしているまた伝染性をもつ感染症の流行を疫病はやり病と呼んでいる感染症の歴史は生物の出現とその進化の歴史とともにあり有史以前から近代までヒトの疾患の大きな部分を占めてきた感染症や疫病に関する記録は古代メソポタミア文明にあってはバビロニアのギルガメシュ叙事詩にすでに四災厄のなかのひとつに数えられ同時期のエジプトでもファラオの威光は悪疫の年における厄病神に比較されている中国にあっても紀元前13世紀における甲骨文字の刻された考古資料からも疫病を占卜する文言が確認されている日本においては平安時代には疫病の終息を願う神事が全国で行われていた災厄に対する人びとの対応は歴史的地域的にさまざまであったがその一方で人びとの行為行動の背景となった疫病観死生観信仰哲学科学の発達などを考察することにより人類の歴史や経済社会のあり方への理解を深めることができる抗生物質の普及や予防接種の義務化公衆衛生の改善などによって感染症を過去の脅威とみなす風潮もみられたが耐性菌の拡大や経済のグローバル化による新興感染症の出現など一時の楽観を覆すような新たな状況が生じており今なおその脅威は人類社会に大きな影を投げかけている

病原体の発見
感染症の伝染性を発見したのはイスラーム世界を代表する医学者のイブンスィーナーであった医学典範において隔離が感染症の拡大を止めること体液が何らかの天然物によって汚染されることで感染性を獲得することを記述しているただしその物質が病気の直接原因になるとは考えていなかった14世紀にイブンアルハティーブはイベリア半島のアンダルス地方における黒死病ペストの流行において衣類食器イヤリングへの接触が発症の有無を左右していることを発見したこれを受けてイブンハーティマは感染症は微生物がヒトの体内に侵入することによって発症するとの仮説を打ち立てたこの考えは16世紀イタリアの修道士で科学者のジローラモフラカストロの著作梅毒あるいはフランス病や伝染病についてによりルネサンス期のヨーロッパにも広く受け入れられたフラカストロは伝染病の接触伝染説を唱え梅毒やチフスという病名の命名者となった病原体病原微生物についてそれを人類が初めて見たのは形態的には1684年のオランダの光学顕微鏡による細菌の観察だといわれる顕微鏡の改良により細菌を肉眼で容易に観察できるようになった1838年に細菌を意味するラテン語が出現しており病原体が現在のように判明してきたのは19世紀以降のことであってフランスのルイパスツールやドイツのロベルトコッホに負うところが大きいパスツールは病気の中には病原体によって生じるものがあることを証明し狂犬病のワクチンを開発したそしてコッホは1875年感染力のある病原体としての細菌である炭疽菌を光学顕微鏡を用いた観察によるものとして初めて発見しまた感染症の病原体を特定する際の指針としてコッホの原則を提唱して近代感染症学の基礎となる科学的な考え方を打ち出した日本でも北里柴三郎が1894年にペスト菌を志賀潔は1898年に赤痢菌を発見しているなお主な疫病菌の発見は以下の通りであり19世紀後葉から20世紀初頭にかけての時期に集中している光学顕微鏡では観察できない極小のウイルスの発見は細菌よりも遅れ1892年のロシアの植物学者ドミトリーイワノフスキーによるタバコモザイクウイルスの発見が最初であったウイルスによる感染症にはインフルエンザ後天性免疫不全症候群AIDSエボラ出血熱黄熱狂犬病重症急性呼吸器症候群SARS中東呼吸器症候群MERSデング熱ジカ熱天然痘風疹急性灰白髄炎ポリオ麻疹咽頭結膜熱プール熱マールブルグ出血熱ラッサ熱ウエストナイル熱日本脳炎水痘帯状疱疹新型コロナウイルス感染症COVID-19などがあるウイルスは代謝系を持たず細菌のように栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動はおこなわない自己増殖できず他生物の細胞に寄生することによって増殖しエネルギーは宿主細胞の作るそれを利用し大きさは細菌よりもはるかに小さいウイルスの観察には電子顕微鏡が必要である

治療法の発見
細菌による感染症は1929年に初の抗生物質であるペニシリンがイギリスのアレクサンダーフレミングによって発見されるまで根本的な治療法がなかった抗生物質は多細胞生物が遺伝子が膜で被覆される真核細胞であるのに対し細菌が遺伝子が膜で被覆されない原核細胞であるという違いを利用して細菌真正細菌にだけに効くようにした薬品である1935年ドイツのゲルハルトドーマクは初の広域合成抗菌薬であるサルファ薬を開発発表したサルファ薬は生物由来ではないため抗生物質とはされない抗生物質とサルファ薬の開発は感染症治療に新しい地平を切り開いたなおサルファ薬に抗マラリア作用があることはドーマク自身によって確かめられておりニューモシスチス肺炎MRSAハンセン氏病尿路感染症や前立腺炎ノカルジア症といった感染症には治療用としてサルファ薬が用いられる一方ウイルス感染症には抗生物質が効かず今なお患者自身の免疫に頼らざるを得ない部分が大きいウイルスが感染した細胞は増殖したウイルスが細胞外に出ていくことによって死滅しさらに別の細胞に入り込んで増殖を続ける宿主細胞が次々と死滅することに耐えられない患者は死亡するわけでありしたがってウイルスにとっては他の個体に感染させ続けることが生き残りのための条件となるこうしたウイルスの増殖を抑えるために開発されたのが抗ウイルス薬であるが細菌や原虫など細胞を有する生物とは異なり個々のウイルスの分子生物学的な形質はきわめて多様であり感染力も種類によって異なるそれゆえそれぞれのウイルスに応じた治療薬が必要であるワクチンは無毒化したウイルスを体内に入れることによって免疫力を高め実際に感染した際に急激にウイルスが増殖することを抑制する医薬品である天然痘ウイルスについてはアジア地域においては古くから人痘接種法がおこなわれてきた1796年イギリスの医学者エドワードジェンナーは初めて種痘天然痘ワクチンの投与をおこないこれが天然痘根絶への道をひらいたこののちルイパスツールらによって予防接種の概念が広くゆきわたるようになった1950年代ジョナスソークとアルバートサビンの2人はポリオに有効なワクチンポリオワクチンを開発して後にこれをほぼ制圧することに成功したポリオウイルスとの長期にわたる闘いのなかで築かれてきたコールドチェーンマイクロプランニングサーベイランスシステム緊急オペレーションセンターといったインフラストラクチャーは他の感染症を予防制圧するうえでも大きな役割を担っている

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