【Linux】カーネル総合【Kernel】

71eaeaa0 anonymous 2010-07-02 10:15
>>f3fedd68
OSごとカーネル含めフロッピー1枚ってレスキューディスク?
微妙にいいかげんな定義だから判断に迷うぞ。

OSとカーネルが区別されてるってことは周囲を固めるツールも含めてるようだが、
確かにinitとかshellとか、共有ライブラリ等を入れてないとOSだけ起動しても外部から動かせないから意味がない。
ということでUNIXシステムツールまで含めるなら、今度はかなり定義範囲が大きい。
そんなのフロッピー1枚に入るのかな。

2.2/2.4あたりまでのカーネルならzipで固めて解凍コード付けたまま
640KB以内に収まったから、MS-DOSからコンベンショナルメモリに読み込んで
そこからLinuxを起動することが可能だったとは思う。
確かにメモリの少ない機種(実装8MB以下)ではLOADLIN.EXEのお世話になったもんだ。

WinNT系カーネルはWindows2000以降だとマイクロカーネルではない。
ビデオドライバもユーザ空間にはなく、カーネルモードで動作する。
某教授はこの勝手な改悪に激怒してMicrosoftを去ろうとしたそうだ。

*BSDもFreeBSDやNetBSD、OpenBSDとかはモノリシック構造。
一般に試せるのはGNU H.U.R.DとかMach/Litesとかじゃないか。
ああ、そうだ忘れてた。MINIXもマイクロカーネル構造だな。

結局、オーバーヘッドが大きいからスピードを要求する用途では使えない。
開発者にとっては簡単にデバッグする環境を用意できるから利点はある。
これまでカーネルにまるごと組み込んでいた機能をサブシステム、
(もしくはサーバ、モジュールとも言うらしいが)にしてユーザ空間で
動かしているのだから、リブートなしでカーネルを走らせたまま
サービスを提供するモジュールをオンラインで取り替えられる。
これなら確かにデバッグはやりやすいだろう。

もっともLinuxのカーネルモジュールは同じことをモノリシックカーネルの
範疇で実現してしまっているのでマイクロカーネルだけの利点とは言えない。
もともとMS-DOSだってデバイスドライバはそうやって追加でモジュールを
読んでたわけだし、実はこっちのほうが速いし便利なんじゃないかと思う。

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