備忘録

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d0a69a0c anonymous 2010-06-06 11:43

>>660b1911
意外と灯油(ケロシン：高空のような寒い所でも凍らないよう水分を抑えた灯油)燃料で第一段エンジンを動かしているロケットが多いね。
理由は言わずもがな。航空燃料として普通に売られてて入手性が良く、
揮発性が低いから爆発しにくくて扱いやすいからだろう。
でも高性能なやつは技術的に難しくてもあえて軽くて推力のでかい液体水素で飛ばす。
タンクは大きくなるから空力設計も重要になる。軽く音速を何倍も超えて飛ぶし。
日本が第一段を液体水素＋個体ロケットブースターで作ってるのはかなりハイテクなほうだ。

ヒドラジン燃料は二種混合自己着火という性質が点火プラグなしで簡単に
燃焼を開始できることから、大気中はともかく、宇宙空間では扱いやすいと
人気があるが、燃料があまりにも有毒なため、多量に使うのは危険きわまりない。
液体燃料ロケットでミサイルを作ってた東側諸国では普通に使われてたらしいが、
事故が起きると悲惨だったらしい。

宇宙機が有毒物質を積んでいるという警告が出るのは
こういった毒毒燃料を積んでたり、放射性物質を積んでたり、
砒素入り太陽電池を積んでいたりするせいだな。

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(備忘録/61/0.2MB)