日本は何故元気がないのか.

3f995a7f anonymous 2012-04-27 05:49
          
日本は, 儒教カルチャーで権力者信仰が強くなる教育で進んできた国.
儒教とは孔子の思想で「権力者は聖人君者でなければならない」とい
発想が基になっており,儒教思想の社会構成は個人の成功機会を抑制した
社会構成を醸造し活力を削ぐという.

儒教思想は,「支配者は人格に優れている人でなければならない」
であったものが現代では「支配者になっている人は人格に優れた人」
という誤った権力者に対する日本人の盲目敵な信頼の根拠になっている
という.

「日本を捨てよ」苫米地英人著

a4fbf3a9 anonymous 2012-04-27 06:10
昨年, 原子力安全・保安員のスポークスマンを努めていた西山英彦審議官が,
同僚の女性との不倫が明るみに出たことで, 事実上の左遷人事を言い渡された.
こういった不祥事が非難されるのは,「本来, 支配者とは有徳の人であるべき」
との信頼感があればこそでしょう.

考えてみれば, こうした期待はどこかお門違いではないでしょうか.
政治家にせよ, 官僚にせよ, 職業の一つであるは以上は, その資格としての
仕事の腕で評価されるべきもの.

政治家であれば政策遂行能力, 官僚であれば政策立案能力が問われのが当然でしょう. 「政策に弱いヤツが議員になるな」「余計な法律をつくろうとする官僚は
行政官失格だ」といった非難は, 当を得ています.
9ea590eb Lone Trader /+RWIFbStID 2012-04-27 18:39
>>3f995a7f

政権が短命で終わるところを見ると、現在の日本で、少なくとも表の権力者への
信頼はあまり厚くはなさそうだ。
a2f95512 Lone Trader /+RWIFbStID 2012-04-27 18:57
日本が元気がない国になったのは、高額所得労働者が税制面で優遇されすぎて、
実業家になってもあまり得にならなくなったからだ。

起業家は会社の利益に40%課税され、さらに、株の売却や配当で20%課税される。
10000円の税引き前利益から、まずは4000円を支払い、残った6000円が株価と配
当に過不足なく反映されれば、そこからさらに1200円を支払う。最後の残るのは
たったの4800円だ。高額所得労働者でいたほうが得になることが多い。

北欧だと労働者の所得税の最高税率が65%くらいで、実業家の利益への課税率が
44%くらいになる。

アメリカだと一見日本とあまり変わらないように見えるが、配当の再投資プラン
(DRIP)は非課税になる。州によっては、株や不動産の売却で得た現金を年度末ま
でに再投資すれば非課税になる。

日本に活気を取り度させたければ、株の譲渡益と配当を再び非課税にすればいい。
そうすれば、高額所得労働者の上のほうから卒業していく人が増え、人材の順送
りと新規起業で雇用も増える。1980年代までこれでうまくやっていたのだ。

"戦犯"が誰かといえば、もちろん、高額所得労働者を優遇しすぎた小泉純一郎だ。
自民党の基本は、大金持ちと貧乏人のための政党であることだったが、小泉はま
さに自民党のその基本のところをぶっ潰してしまった。(もっとも、最初にそう
いうシナリオを書いたのは小沢一郎であったが)
f792f978 anonymous 2012-04-27 21:40
未来が無いからな
元気になる為の前提が先ず欠いてるから。
今、誰が若者に明るい未来を語れるんだね? 民主党など選ぶ様な連中が。
2chやP2Pを一方的に括って犯罪者扱いする様な連中が跋扈している様では、先は見えてるよ。
既得権に汲々とするしか能は無いだろ?
オウムの方がマシじゃないのかね。
9fbc0945 anonymous 2012-04-28 00:52
>>a2f95512
興味深い。
中流より上の階級のための社会保障政策の維持を考え出した時点で国家レベルの流動性の担保
が無くなったということか。小泉は得票のためにそのプロセスを劇場化し揚句極端に走ったと。
そういう意味では小沢が元凶というのも理解出来るような気がするのだが、
ただ官僚の言いそうな言葉だがもう少し大局的な視点も必要ではないか。
分析的に言えば、1980年代までのマイルドインフレはバブルの崩壊とともに突如終わった。
現在から振り返って考えれば、全てがインフレだったのだ。資源が0に近いはずの日本列島で
貿易黒字を出すほどの生産を可能にしていたのは、電気の供給のベースを原子力にするエネルギー政策だった。
これにより電気料金は低水準に安定化した。なぜならウラン鉱石の価格も国際情勢の変化にかかわらず一定にされているからだ。
原子爆弾を最も多く持つエネルギー協同組合の元締めの国、アメリカの国家戦略だ。
(今後もそれが揺るがぬ限り原発をベースに発電する国の数は減らないだろう)
そのアメリカでもITバブル、住宅バブルが起きた。特に後者は世界中の経済に打撃を与え
財政的に虫の息となる国が続出しているが当のかの国は責任をとろうとはしない。取りたくない。
では、どの国が尻拭いを申し出たか。「財政の危機」「国難」と一部政治家がうたっている
我国日本である。それも1000兆の(ほぼ自国民に対する)借金があるにもかかわらず、数兆規模の追加融資をした。
日本はアメリカの銀行である。実は中国もそうだ。だがアメリカに金を貸した対価の同盟関係という
覇権の庇護の下にぬくぬくと高度成長期を生き抜いてきたのは日本だけだ。
しかし、そのアメリカへの貸付けで焦げ付きが出るおそれが生じた。
結局、安っぽいバブルに走るというのはその国の輸出産業の競争力が衰えてきたことの現れである。
郵政民営化は、超ギガバンクの金庫である郵便貯金を世界に向けて開放させるものだ。
これは阻まれたが、そもそもの問題である自国産業の不活性に対する正しい処方せんを提示した政権政党は未だない。
そして地震と大津波が起きた。これはそうした彼らにとって止めの一撃となった。
命綱の一つである原子力エネルギーが、将来的にリスクがベネフィットを上回る代物と化したのである。
これはもうだめかもわからんね。
外需産業の復活を早々に諦めた官僚機構の中枢は、政治を取り込んだまま、
税収を増やし財政(≒自分達)をキープすることについてのある短絡的な結論に至った。
思えばバブル崩壊直後からそうならないための舵取りをできたはずだ。
しかし世界で独占的地位を享受する日本発の企業と技術はついに日の目を浴びぬままに沈滞の時期へと入り、
ガラパゴス化の中毒症状とともに今日を迎えてしまった。
某社は生産部門の人員を大幅に削り、また或某社は部門ごと身売りするという。
今まで大規模に輸出してきた企業施設は全て技術を狙われる場所でもある海外へと移り、
跡には失われた雇用と先行きの不透明感が残る。

発想の転換が必要なのだ。
元々外需産業っつっても高々GDPの2割強であった。国内で主に利益を生み出しているのはサービス業である。
日本(人)でしか生み出せない技術は守り抜き、生産活動は海外で行なう。
国内は、起業を成しやすい環境を整え、産業の保護ではなく育成をする。
38ad0207 anonymous 2012-04-28 06:51
>>9fbc0945
昨年、原発事故による放射能漏れや電力需給の問題についての意見をweb上の官邸ポストに以下の内容を参考にメールしました。↓
「アルミ精錬の悲劇」
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kid/npower/aluminum.htm

そして、立命館大学の大島堅一教授の調査では、有価証券報告書での実際この
40年間で発電にどのくらいのコストがかかったかを計算し電力会社などが
主張している原発の安いコストは、実は一定のモデルで算出された金額で、
発電に直接要する費用や再処理、開発と立地に要する費用などを合わ
せると水力や火力より高くなると試算されました。

実際は、原子力発電は核廃棄物処理などに莫大な費用がかかり発電コストは
一番高い発電方式なのです。
e0c8b719 anonymous 2012-04-28 10:31
>>a2f95512

>日本に活気を取り度させたければ、株の譲渡益と配当を再び非課税にすればいい。

ベンチャーもしくはVCへの再投資のみ非課税としないと
活性化には繋がらないんじゃないの。
まぁ、そうすると何がベンチャーって話になって
財務省あたりが認定機関作って、天下り先増やして
コネと袖の下がないとベンチャー認定されなくなって
と、ドロ沼になるんだろうけどね。

そうゆう風に皆考えるんだから、閉塞感しか残らない。
3984d4fe anonymous 2012-05-21 21:41
>>e0c8b719

儲けが出るのならば、投資先がベンチャーだろうが老舗だろうが結構なことだろ
う。優遇策をベンチャーに限定する必要はない。

大事なのは、高給労働者を労働市場から卒業させ、雇用を生む起業家になるよう
に促すことなのだ。
cc887505 anonymous 2012-05-22 20:20
>>3984d4fe

高給労働者が卒業して投資家になることを誘導するくだりはわかるんだが
なぜそれが起業家につながるのかわからん。

トヨタの株買っても起業家には関係ないんじゃないの。
e292b613 anonymous 2012-05-25 12:56
たくさん稼いでさっさと引退し、老後は投資家ってのが米国には結構いる。
ベンチャーに金出すのはもともとそういう人たちだったって話だ。
金はないけどアイデアはある若いのに近づいて資金提供してくれる
エンジェル「天使」って言われる存在だな。

Appleに投資したマイク・マークラとか典型的だよ。
フェアチャイルドとインテルにいた頃に同僚から、
社員がストックオプションでもらえる株をコツコツ買い求めて、
株式公開で億万長者になってさっさと引退した人なんだ。

次の人生をAppleに投資して、そこの経営にもかかわって大企業に育てた。

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