日本は何故元気がないのか.

a2f95512 Lone Trader /+RWIFbStID 2012-04-27 18:57
日本が元気がない国になったのは、高額所得労働者が税制面で優遇されすぎて、
実業家になってもあまり得にならなくなったからだ。

起業家は会社の利益に40%課税され、さらに、株の売却や配当で20%課税される。
10000円の税引き前利益から、まずは4000円を支払い、残った6000円が株価と配
当に過不足なく反映されれば、そこからさらに1200円を支払う。最後の残るのは
たったの4800円だ。高額所得労働者でいたほうが得になることが多い。

北欧だと労働者の所得税の最高税率が65%くらいで、実業家の利益への課税率が
44%くらいになる。

アメリカだと一見日本とあまり変わらないように見えるが、配当の再投資プラン
(DRIP)は非課税になる。州によっては、株や不動産の売却で得た現金を年度末ま
でに再投資すれば非課税になる。

日本に活気を取り度させたければ、株の譲渡益と配当を再び非課税にすればいい。
そうすれば、高額所得労働者の上のほうから卒業していく人が増え、人材の順送
りと新規起業で雇用も増える。1980年代までこれでうまくやっていたのだ。

"戦犯"が誰かといえば、もちろん、高額所得労働者を優遇しすぎた小泉純一郎だ。
自民党の基本は、大金持ちと貧乏人のための政党であることだったが、小泉はま
さに自民党のその基本のところをぶっ潰してしまった。(もっとも、最初にそう
いうシナリオを書いたのは小沢一郎であったが)

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(日本は何故元気がないのか./11/0.0MB)


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