Bottom of this page.
|
<<last
-
d13b8799
anonymous
2015-05-31 18:18
- 人工知能考。
私は人間の思考とはイメージ処理だと考えるものである。
記憶とは物質のように蓄積されるものではなく、イメージを分解し、別々の要素に分け、
近いものを纏め圧縮したイメージとすることで記憶を蓄積していると。
ここでの記憶の蓄積はネットワークとしての小さなネットワーク間での電気的刺激である。
つまり、脳の中では小さなネットワーク群が群生し、そこでは平時に於いても通信を行い記憶としてネットワークを保っているのだ。
では、天才と凡人の違いとは何か?
まず単純に脳の大きさは重要だ、そして脳の質である、そしてネットワークの結びつきとその分解されたネットワークの再構築だと考える。
この再構築の部分で天才の能力が発揮されるのだと。
記憶でもあるが、所謂閃きや発想のことである。
記憶とは分解して圧縮して、小規模ネットワークとして保存してると先に述べた。
これを再び繋ぐことや、圧縮を解き組み合わせる作業が必要である。
この作業が肝では無いだろうか。
ここで題目の人工知能であるが、今工学では人の脳の仕組みを応用し、ニューロンネットワークの模式によって人工知能を再現しようとする試みが活発化している。
ここには私の考える閃きが存在しない。
人工知能には人間のような閃きが産まれないと言う問題があった。
これを解決するために沢山のニューロンネットワークを作り、偶然に産まれないか模索している状況だ。
今のままだと閃きは発生しないと考える。
機械はミスをしないからだ。
何故人間の脳は不完全なのか、頭が悪いのか、そこに閃きがあるからだ。
圧縮した記憶の展開にしくじり、ネットワークの再構築にしくじる。
体調や脳の健康状態にも左右されるだろう。
このミステイクこそが、常識を破壊し、有り得ないイメージを作り、発想を広げるのだと考える。
人間は勘違いをし、記憶も曖昧になる。
つまり機械的に完璧な工学のままでは閃きは起こりえないのである。
このミステイクシステムを組み合わせることで、人工知能は人間の脳に近づくのではないかと考えている。
脳は何故夢を見るのか。
夢とはネットワークに保存されたイメージを更にこねくり回して処理しているのだろう。
脳は自然にネットワークをこねくり回すのが好きなのかも知れない。
脳はいつでもネットワークを作り、再処理するのが好きなんだろう。
そこには合理的でもあり、不合理に好き勝手に繋げて遊んでいる。
夢に正解があると考えるのはそういった錯覚がもたらす。
Top of this page.
|
<<last
(非暴力不服従のガンジーは本当に正しいのか/24/0.8MB)