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354be415
anonymous
2022-10-17 21:53
- サイエントロジー教会の主な決定的失敗は、①主題の発展途上の段階で性急に技術を規範化してしまったこと、②上級データの機密保持のポリシーの導入、③シーオーグの創設の三つである。正気なグループは、個人も組織もトーンスケールを上昇しなくてはならない。しかし、サイエントロジー教会は、上級データの機密保持の導入とシーオーグの設立により、更に、LRH晩年の教会トップマネジメントの改変と今日のミスキャベッジ(RTC体制)の確立と年を重ねるごとに、グループエングラム(グループチャージ)を加えて、トーンスケールを落としていった。
①の最大の弊害は、LRHの技術だけでなく、状況即応的に書かれたLRHのポリシーまでもが“規範”の掛け声の下に、神聖不可侵な金科玉条(不磨の大典)と看做されてしまい、個人の自己判断能力の向上を抑圧する盲目的な教条(カルト)化が進行したことである。教会の堕落の歴史は、ケースの技術的な解決が困難になると、プロセシングやトレーニングによる根本的な問題解決を放棄して、順次、安易なアドミン(エシックスオフィサーのハンドリング含む)の適用へと置き換えていったポリシーの相対的重要性の上昇の過程と平行している。
①と②の相乗効果により研究調査ラインが行き詰まり、試行錯誤による技術的発展が見込めなくなった。技術の規範化と洗練は最後の最後の仕事(技術端末が行うべきコンパイル)であって、ブリッジビルダーとしてのLRHの仕事は体系化ではない。LRHの本来のハットは、トーマス・エジソンの如くに、研究と調査に基づく技術的試行を推し進め、プロダクトのオーダーを研究調査グループに投げ続けることであった。そして、その研究データは、後に歴史的な経緯を見返せるような形で広く公開すべきであった。③は言うまでもなく、ダイナミックの最適解(「自己中心も自己犠牲も誤り」として汎決定を志向する)としてのエシックスの放棄である。
ただし、ここで注意すべきは、50年代から70年代を通じて、LRHはテクニカルターミナルのメンバーにマテリアルのコンパイルを委ねながらも、一貫してマテリアルの監修者であったということである。LRHのハットは、トーマス・エジソンと重ね合わせると理解しやすい。トーマス・エジソンの最大の発明は、個人の発明ではなく研究開発組織の発明であった。トーマス・エジソンの名で特許のある発明の大半は、トーマス・エジソン自身の発明ではない。それは、研究所としての発明であり、知的所有権は全てトーマス・エジソンに帰属した。トーマス・エジソンの仕事(ハット)は、研究プランの着想と末端へのプロダクトのオーダーであった。LRHのハットも同様である(この一番重要なハットは、サイエントロジー教会の組織図からはなぜか取り除かれていた)。デイヴィッド・メイヨーのNOTsマテリアルの件もそうであるが、デイヴィッド・メイヨー以外にもサイエントロジーのマテリアルのコンパイルは、末端のテクニカルターミナルが行っている。監修者はあくまでもLRHであったのであって、現行のfreezoneのような無秩序なセルフケースのトライ・アンド・エラーが認めらていたわけではないということである。
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