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e662e81e anonymous 2016-05-14 19:44

時間の考察(試論)

絶対的な時間は存在し得ない。

時刻と時間は異なる。時刻は単にラベルにすぎない。

ニュートンもアインシュタインも絶対的な超越者という神の視点から時間を捉えている点では変わりない。

ニュートンもアインシュタインも時間でなく時刻を扱っており、ゆえに時間を空間の一次元として捉えているゆえに誤りである。点や直線で表せるのは時刻にすぎず時間ではない。

時間の性質は、変化と不可逆性および過去と未来の非対称性にある。

時間は見せかけであり、「私」は不動の現時点に存在する。「私」は唯一不動の現時点にいるがゆえに出来事の変化を観測できる。

時間は動かない。動いているのは周りの世界である。

時間は動かない。世界は過ぎ去る。

もしも、世界が完全な可逆変化を起こし、出来事が巻き戻ったら、人間は時間が巻き戻っていると判断するであろう。
そして、もしその完全な可逆変化が二倍の速度で起こったら人間は時間が二倍の速度で巻き戻ったと感じるだろう。

しかし、その変化を観測している「私」は不動の現時点にいて、出来事の変化を観察しているだけであり、時間は一秒たりとも後(過去)にも、前(未来)にも進んでいないのである。

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