Fuktommyの日記

b01ff752 Ariel IWATA 2005-02-16 14:38
こんにちは。

>「サーバは難しい。P2Pは簡単」というイメージ戦略なんじゃないの?

おお~(笑)。アリエルのことですか?
えーととりあえずアリエル(僕)の主張は違いますよ(設立当初はそうだったかも知れないけど)。

もし既存のシステムでボトルネックやエンドユーザーへのデメリットがあるなら、その形式にこだわらずに、技術的な選択肢としてフラットに接続を行う部分を取り入れたら?という程度の主張です。その際に障害になるものを透過する技術はありますよ。という感じです。P2Pは向いていない!って言うこともありますし。僕の場合、あまり商売っ気ないですので、そのバイアスで解釈されるとちょっと曲解されそうな危惧を感じました(笑)。

> # 「サーバレス」はよさそうじゃない?

この議論に乗っかっていくと、「ブローカレス」もありますね。
まあ登場箇所によって伝わりやすい表現を使うのがよいのではないでしょうか。シチュエーションを無視して統一しなくても良いと思います。
なんとなく立場が違うな~と感じるのは、「正しい定義」よりもエンドユーザーへの「伝わりやすさ」を優先しているところでしょうか(たとえ本質的に間違っていても)。アカデミックとカスタマーオリエンテッドの違い?

ちなみに僕のコラムも後者の立場に沿っていて、より多くの人へ向けた入り口として、入門編を心がけています。厳密な定義をあえて無視していることもあります(つまりP2P勉強会とは別次元です)。でも、なるべく[注]を入れるようにしたいと思っています。僕はP2Pの盲信(>「サーバは難しい。P2Pは簡単」)にむしろ懐疑的な立場ですし、そういう区切りもばからしいと思っています。理由は「エンドユーザーのメリット」という大儀の前では形無しだからです。

個人的には難しい話をして「う~んすごい」となるより、日常のメタファを使ってある程度のレベルまでの理解を助けたいと思っています。というわけでコラムでは『現状』P2Pとして区切られていて認知されている分野を『一般的に』わかりやすいと思われる表現で記述していくつもりです。僕らがP2P勉強会等で普段議論しているような「より良い概念」論や、P2Pの本質論にはしばらく触れないつもりでいます。コラムに関しては「今まで何のことかわからなかった」という人が「なんとなくわかった」というのを目指しています。

念のため・・P2P勉強会のような議論も大好きですよ。
ただ、相手や状況に応じて視点や言葉を切り替えること(とそれを実行していることを理解してもらうこと)はとても大事なことですね。。「エンドユーザーの立場に立つ」とか「セグメントを意識する」とも言えるかな。

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(Fuktommyの日記/286/3.6MB)


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